私は新卒で調剤薬局グループに入社し、薬局長に就任した際、初めての薬局長会議で大きな衝撃を受けました。12店舗規模の会社にもかかわらず、年間460万円分もの医薬品が廃棄されている現実を知ったのです。
そのとき、代表が何気なく言った「薬を捨てるのは、お金を捨てるのと同じだよね」という言葉が耳に残り、深く心に刻まれました。
「このままではいけない」と強く感じた私は、Excelを活用して社内で不動在庫を共有する仕組みを構築しました。このシステムにより、店舗間で不動在庫のマッチングがしやすくなり、不動在庫の削減に成功しました。しかし、それでも完全には解決できない医薬品ロスが残ります。
そこで、「この問題は全国の薬局が協力しないと解決できない」と考え、日本全体で医薬品ロスを削減する仕組みを作る決意をしました。
その思いから生まれたのが【イヤクル】です。
不動在庫を必要な薬局に循環させることで、医薬品ロスを削減しながら、薬局経営の効率化を実現するプラットフォームです。イヤクルが薬局業界の助けとなり、薬局同士が助け合える形を作ることが私の目標です。
【医薬品ロスをクルっとなくす】
イヤクルが、皆様のお役に立てることを心より願っております。